当社は通信用ケーブルの専業メーカーとして、LANケーブル、メタル通信ケーブル、光ファイバケーブルの製造を手掛けています。最新規格に対応した通信ケーブルの研究開発に強みがあり、自社ブランドで製品を開発しています。
当社のケーブルは全量国内で製造され、学校、オフィス、データセンターなど、通信安定性が重要なネットワーク施工において多数の納入実績があり、高い評価を得ています

よくある質問(FAQ) – 配線設計・施工・光・メタルケーブルに関する技術解説

本FAQは、通信興業のFAQページをもとに補足情報を加え、メタルケーブル・光ファイバケーブルの設計・施工に関する技術情報や業界規格についてのよくある質問をまとめています。
正しい配線方法や規格の適用、施工時の注意点など、実務に役立つ情報を詳しく解説しています。

📌 知りたい内容をクリックすると、該当するFAQのセクションに移動します。

🔹 メタルケーブル配線設計配線長の決定方法、規格適合、PoEの電力供給など
🔹 メタルケーブル配線工事施工時の曲げ半径、張力、温度範囲、適切な離隔距離など
🔹 光ケーブルシングルモード・マルチモードの違い、心線仕様、コネクタ選定、結線方法など
🔹 メタルケーブルAWG(導体太さ)の選定、燃焼性規格、適切なコネクタの選定、施工時の注意点など
🔹 その他カタログの入手方法、商品の価格・購入方法、TSUKOニュースレターの請求、納期・在庫の問い合わせ方法な

技術者や施工業者の皆様が、正しい配線設計・施工を行えるよう、最新の技術情報をもとにわかりやすく解説しています。
日頃の疑問解決に、ぜひ本FAQをお役立てください。

🔹メタルケーブル配線設計

 水平配線長って何?どのように決めるべき?

JIS規格(JIS X 5150-2:2021)に基づく水平配線長のルールとは?機器コードやパッチコードを含めたトータルの長さの考え方について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください!

水平配線設備モデルとは?リンク長さの計算式があるの?

JIS X 5150-2:2021に基づく水平配線設備モデルには、インタコネクト方式やクロスコネクト方式などがあります。それぞれの違いと、リンク長の計算方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

新しい配線構造とは?MPTL・DAC・E2Eの違いは?

従来の配線方式と異なるMPTL(Modular Plug Terminated Link)DAC(Direct Attach Cabling)E2E(End to End Link) とは?それぞれの特長や推奨長、適用範囲を知りたい方はこちらをご覧ください!

環境温度によって水平ケーブルの長さが変わる?

JIS X 5150-2:2021に基づく計算では、温度が上がるほど水平ケーブルの最大長が短くなる ことが分かります。非シールドケーブルとシールドケーブルでは減少率に違いがある こともポイントです。どのように計算されるのか、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください!

AWGとは?なぜ導体の太さを示す単位に使われるの?

通信ケーブルの燃焼性規格とは?どの規格が最も厳しいの?

通信ケーブルにはさまざまな**燃焼性規格(難燃グレード)**があり、設置場所に応じて適切な規格を選ぶことが重要です。天井裏や床下などの空調が流れるプレナムエリアには最も厳しい規格(CMP)が求められる など、用途によって規格が異なります。難燃性のレベルや試験方法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

JCSの環境配慮形メタル通信ケーブルとは?どんな特徴があるの?

JCS 5506に基づく環境配慮形メタル通信ケーブルは、鉛・カドミウム・水銀などの有害物質を含まず、ハロゲンフリー であることが特徴です。また、非難燃性・EM相当の難燃性・NH相当の難燃性の3種類に分類され、それぞれ異なる難燃試験や規格に対応しています。どのような違いがあるのか詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

PoEとは?どの規格が一番大きな電力を供給できるの?

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを使って電力供給ができる技術 です。IPカメラやWi-Fiアクセスポイントなど、電源コンセントがない場所にも設置できるメリットがあります。
現在の規格にはPoE(IEEE 802.3af)、PoE+(IEEE 802.3at)、PoE++(IEEE 802.3bt) などがあり、最大供給電力や電流値が異なります。どの規格がどの程度の電力を供給できるのか 詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

ツイストペアケーブルでの電力供給、束ねると温度上昇する?

PoE(Power over Ethernet)による電力供給では、ケーブルを束ねることで発熱し、温度が上昇 するため、最大バンドルサイズ(束ねられるケーブル数) に制限があります。電流値やケーブルの種類(AWGサイズ、カテゴリー)によって、温度上昇の影響が異なる ため、適切な設計が重要です。
どのような条件で何本まで束ねられるのか、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

細径LANケーブルでPoEを使う際の注意点は?

TSUNET-EX S-CordやTSUNET-EX S-Cableは、従来のLANケーブルよりも細い導体を使用しているため、PoE(Power over Ethernet)を利用する際に制限があることをご存じですか?特に、最大電力や最大電流が標準のLANケーブルとは異なり、適切な設計をしないと発熱や電圧降下が発生する可能性があります。
どのような制限があり、安全な使用のために何を考慮すべきか詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

2.5G/5GBASE-Tとは?既存のCAT5eやCAT6で使えるの?

2.5GBASE-Tと5GBASE-Tは、1Gbpsと10Gbpsの中間に位置するイーサネット規格で、既存のCAT5eやCAT6ケーブルを活用して最大5Gbpsの高速通信を可能にする技術です。
ただし、エイリアンクロストーク(隣接ケーブルからの信号干渉)のリスク対応周波数の拡張などを考慮する必要があります。どのような条件で安定した通信が可能なのか、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください!

🔹メタルケーブル配線工事

ケーブルの最小曲げ半径とは?曲げすぎると何が起こる?

ケーブルを敷設するとき、必要以上に曲げると信号品質の劣化や断線のリスクがあります。ANSI/TIA-568.0-Eでは、ケーブルの種類ごとに最小曲げ半径が規定されており、特に施工中(負荷状態)と施工後(無負荷状態)では異なる基準が適用されます。
どのケーブルがどれくらいの曲げ半径を確保すべきなのか、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

ケーブルの最大張力とは?引っ張りすぎるとどうなる?

ケーブルを敷設する際、過度に引っ張ると内部の導体が損傷し、通信品質の低下や断線のリスクが高まります。ANSI/TIA-568.0-Eでは、4対水平方向ケーブルの最大張力は110N(約11.2kg)と規定されています。
適切な施工方法を知り、ケーブルの性能を最大限に活かすためのポイントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

ケーブルの温度範囲とは?施工時と動作時で違いがあるの?

ツイストペアケーブルには適切な温度範囲が規定されており、これを超えると機械的な劣化や電気的性能の低下を引き起こす可能性があります。
JIS X 5150-1:2021では、**施工時の温度範囲は0~50℃、動作時の温度範囲は-20~60℃**と定められています。
適切な温度管理を行い、ケーブルの性能を維持するためのポイントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

通信ケーブルの更新時期はいつ?屋外と屋内で違いがあるの?

通信ケーブルも長期間使用すると経年劣化が進み、性能が低下する可能性があります。一般的な環境で使用された場合、屋内敷設は20~30年、屋外敷設は15~20年が更新推奨時期とされています。
ただし、設置環境や使用状況によって寿命は変わるため、更新のタイミングを適切に判断することが重要です。詳しい情報を知りたい方はこちらをご覧ください!

ケーブル成端時の撚戻し長とは?長すぎると何が起こる?

ツイストペアケーブルを成端する際、撚りを戻しすぎると信号品質が低下し、通信性能が劣化する可能性があります。ANSI/TIA-568.0-Eでは、**CAT5e以上のケーブルの最大撚戻し長は13mm(0.5in)、CAT3は75mm(3in)**と規定されています。
カテゴリごとの制限を守り、適切な成端を行うためのポイントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

コネクタの下位互換性とは?異なるカテゴリ同士で接続できる?

LANケーブルやコネクタには下位互換性があり、異なるカテゴリの組み合わせでも接続可能ですが、通信品質は下位の規格に依存します。例えば、CAT6ケーブルをCAT5eジャックに接続すると、通信性能はCAT5eレベルに制限される ため注意が必要です。
また、異なるメーカーのケーブルやコネクタを組み合わせる場合は事前に整合性を確認することが推奨されています。互換性の詳細を知りたい方はこちらをご覧ください!

LANケーブルと電源線の適切な離隔距離は?

LANケーブルと電源線を近接して配線すると、電磁干渉(EMI)の影響を受け、通信品質が低下する可能性があります。そのため、ANSI/TIA-569-EやBICSI規格では、電源線の電流容量やシールドの有無に応じて適切な離隔距離を規定しています。
また、低圧線・高圧線との交差や接近時の最小距離も規定されており、正しい施工が求められます。安全で高品質なネットワーク構築のためのポイントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

LANケーブルと蛍光灯はどのくらい離すべき?

品質を低下させる可能性があります。そのため、ANSI/TIA-569-EやBICSI TDMM-14版では、ツイストペアケーブルと蛍光灯の最小離隔距離を125mm(5インチ)以上と推奨しています。
適切な離隔距離を確保し、安定したネットワーク環境を構築するためのポイントを詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

🔹光ケーブル

光ファイバ心線の種類と違いは?マルチモードとシングルモードの違いとは?

光ファイバケーブルにはマルチモード(GI)とシングルモード(SM)の2種類があり、それぞれコア径や伝送帯域、損失特性が異なります

  • マルチモード(OM2・OM3・OM4)コア径が50μmで近距離向け、高速通信に適した伝送帯域を持つ
  • シングルモード(OS2)コア径が小さく(約8.6μm)、長距離伝送に適している

適切なファイバの選択がネットワークの安定性や速度に大きく影響します。用途ごとの適正な選び方を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

光コネクタ加工品の注文方法は?どの項目を選べばいい?

光コネクタ加工品を注文する際には、適切な仕様を選定することが重要です。注文時には、以下のポイントを決定する必要があります。
光ファイバの種類(シングルモード or マルチモード
ケーブル種(用途や敷設環境に合わせた構造)
コネクタ種類(SC、LC、FCなど、機器のインターフェースに適合するもの)
条長と分岐長(配線の長さを適切に設定)
オプション(ラベル付、ブーツアダプタ付など)
本数の選定(必要な数量を決定)

適切な構成を選び、最適な光コネクタ加工品を注文するための詳細はこちらをご覧ください!

光コネクタの種類と特徴は?用途に合った選び方とは?

光コネクタにはSCコネクタ、LCコネクタ、LCCコネクタなどの種類があり、用途や接続環境に応じて最適なものを選ぶ必要があります。
SCコネクタ最も一般的な光コネクタ、LANやCATV、通信回線に広く使用
LCコネクタ小型で高密度実装に適したタイプ、ネットワーク機器の接続に最適
LCCコネクタLCコネクタを一体化し、取り扱いやすさ向上

また、光コネクタにはラベルやマークバンド、ブーリングアイなどのオプションを追加でき、識別性や敷設時の利便性を向上させることが可能です。適切な光コネクタとオプションの選び方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

🔹メタルケーブル

メタルコネクタ加工品の注文方法は?どの項目を指定すればいい?

メタルコネクタ加工品を注文する際には、使用するケーブルやコネクタの種類、配線の長さやオプションを適切に選定することが重要です。注文時には以下のポイントを確認しましょう。
使用ケーブルの選定(アプリケーションやカテゴリに応じた適切なケーブルを選択)
コネクタ種類の選定(RJ45プラグのタイプや結線方式を確認)
結線方式の選定(T568A/Bストレート・クロスなど)
条長の選定(配線の長さを指定)
オプションの選定(ブーツ付き、ラベル付きなど)
本数の選定(必要な数量を決定)

適切な仕様を選択し、最適なメタルコネクタ加工品を注文するための詳細はこちらをご覧ください!

コネクタの種類とオプションにはどんな違いがある?

メタルコネクタにはRJ45(CAT5e・CAT6・CAT6A)やRJ11、ローゼットなどの種類があり、それぞれ適用する通信規格や用途が異なります
RJ45(CAT5e・CAT6・CAT6A)イーサネット用の標準モジュラープラグ、適応する速度やEMI対策に違いあり
RJ11ISDNやアナログ電話などの音声ネットワーク向け
ローゼットLAN回線の分岐・接続ポイントとして使用可能

また、ケーブル識別や保護を目的としたオプションも用意されており、
チューブラベル・ラベル付テープケーブルの識別や配線管理に便利
ブーツコネクタ端部の負荷を防ぎ、耐久性を向上

適切なコネクタとオプションを選ぶことで、配線の信頼性とメンテナンス性を向上させることができます。詳細を知りたい方はこちらをご覧ください!

LANケーブルの結線方法は?ストレートとクロスの違いとは?

LANケーブルの結線方法にはT568Aストレート、T568Bストレート、クロスオーバー結線などの種類があり、用途に応じて適切な配線を選ぶ必要があります。
T568A / T568Bストレート結線PCとスイッチなどの通常接続に使用
1000BASE-T / TX用クロスオーバー結線PC同士の直接接続や特定のネットワーク環境で使用
Cisco標準フルクロス(T568A-Bクロス)Cisco機器の特定用途向け
RJ48、RJ11などの特殊結線音声通信や特殊用途で使用

誤った結線をすると通信できない原因になるため、適切な配線を確認したい方はこちらをご覧ください!

🔹その他

カタログはありますか?どこで確認できますか?

当サイトでカタログを閲覧することができます。
📌 オンライン閲覧サイト内でカタログの内容を確認可能
📌 冊子をご希望の場合『お問い合わせ・資料請求』ページからカタログ請求をしていただければ送付いたします

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