本記事は、2026年9月8日に配信した Cabling Cert Tech ニュースレターのアーカイブ記事です。

Panduit Corporation 日本支社より、TX6™ ER(Extended Reach)ケーブルの国内販売開始が発表されました。100mを超えるLAN配線を検討する際の、新たな選択肢となる製品です。

Cabling Cert Techでは、この技術について設計判断の視点から解説記事を掲載していましたが、より正確な情報をお届けするため、一時的に公開を見合わせていました。今回の国内販売開始を受け、記事内容を改めて確認・更新し、公開しています。

100mを超えるLAN配線をどう考えるか

倉庫や工場、屋外カメラなどの配線設計では、「あと20~30m届けば、中継機器や光ファイバーへの切り替えを避けられる」と感じる場面があります。

従来、100mを超える配線では中継機器の追加や光ファイバーへの切り替えが一般的ですが、用途や条件によっては、Cat6ベースで100mを超える伝送距離を想定したExtended Reachという選択肢もあります。

Panduit TX6™ ERは、22AWGのCat6ケーブルを用いたExtended Reachソリューションです。記事では、1000BASE-T、PoE++を含むPoE給電、チャネル構成、最大チャネル長、フィールド試験条件などを確認しながら、100m超配線をどのように設計判断すべきかを整理しています。

ただし、150mはすべての配線条件で適用できる値ではありません。最大チャネル長は、アプリケーション、チャネル構成、周囲温度などの条件によって異なるため、メーカーが提供するチャネルガイダンスや評価条件を確認することが重要です。

この記事で確認できるポイント

  • 100mを超えるEthernet配線を検討する際の考え方
  • Panduit TX6™ ERの基本構成
  • 22AWG Cat6ケーブルを使用する理由
  • 1000BASE-Tへの対応
  • PoE++(PoE Type 4)を含むPoE給電
  • 最大チャネル長を判断する際の注意点
  • Fluke Networks/AEMケーブルテスターによる測定
  • メーカー提供のチャネルガイダンスを確認する重要性

記事はこちら

100mの壁を超える|Panduit TX6™ Extended Reachケーブルが広げる新たな配線設計の選択肢

Panduit TX6™ Extended Reachケーブルを例に、「どんな条件なら使えるのか/使うべきではないのか」を設計判断の視点から整理しています。

▶ 100m超配線の適用条件と設計上の注意点を確認する

関連資料

記事内では、Panduitが公開しているExtended Reach関連資料も紹介しています。

  • TX6™ ER(Extended Reach)製品カタログ
    製品概要/22AWG/PoE++/製品ラインアップ
  • TX6™ ER(Extended Reach)テスト手順書
    チャネルガイダンス/最大チャネル長/フィールド試験条件
  • ホワイトペーパー「規格を超えた利用:ツイストペアケーブルの距離を延長する」
    150mチャネル/1000BASE-T/伝送性能/PoE検証
  • TX6™-ER Extended Reach Cable – FAQ(英語)
    最大距離/PoE/フィールド試験/施工条件

各資料は、メイン記事内の紹介ページから確認できます。

このような方におすすめ

本記事は、倉庫や工場、屋外カメラなどで100mを超えるLAN配線を検討している方、中継スイッチの追加や光ファイバーへの切り替えと比較したい方、長距離PoE給電の設計条件を確認したい方におすすめです。

また、Extended Reach Ethernetについて、単に「最大150m」という距離だけを見るのではなく、チャネル構成やアプリケーション、温度条件、測定方法を含めて理解したいネットワーク設計者、施工・測定技術者の方にも参考になる内容です。

関連技術記事

100mを超えるEthernet配線はどのように試験すべきか|Fluke Networks KBより

100mを超えるベンダー固有チャネルでは、標準的なチャネルLimitとは異なる評価方法が必要になる場合があります。Fluke NetworksのKnowledge Baseをもとに、Vendor-Specific Limitsを使用した100m超チャネルの試験・評価について解説しています。

▶ 100mを超えるEthernet配線はどのように試験すべきか|Fluke Networks KBより

PoE配線システム設計の必須知識 ― TypeとClass

PoE Type、Class、高出力PoEの基礎を整理した記事です。Extended Reach環境でPoE給電を検討する際の基礎知識として活用できます。

▶ PoE配線システム設計の必須知識 ― TypeとClass

Cabling Cert Tech ニュースレター

Cabling Cert Techでは、LAN配線、光ファイバー、PoE、ネットワーク測定・認証試験、規格動向など、現場で役立つ技術情報をニュースレターでお届けしています。

▶ Cabling Cert Tech ニュースレターに登録する

Cabling Cert Techについて

Cabling Cert Techは、有線・無線ネットワークの導入・敷設・測定・認証試験・トラブルシューティングに役立つ技術情報を発信しています。メーカー情報だけでなく、規格、測定、設計判断の観点を含め、現場で活用できる技術ナレッジとして整理して紹介しています。

▶ Cabling Cert Tech

企業・団体の技術情報発信について

Cabling Cert Techでは、ネットワークインフラ分野の技術情報を専門読者へ届けたい企業・団体向けに、スポンサー広告掲載のご案内も行っています。

▶ 技術情報を Cabling Cert Tech の読者へ届けたい企業・団体の方はこちら